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朝餉にせよ、夕餉にせよ、「物足りないなぁ」と思われたことはありませんか?。しかし、財布の中身を考えるとついついいつものラインナップに…。
定番のおかずがあるのは良いけれど、変化も欲しいのでは。そんなあなたの家庭事情に、心強い味方の一品を紹介させていただきますね。作ってみればとてもカンタンですので、新しい一員を食卓に加えましょう!

≪ていねいに作るのは基本。でも手抜きでもOK≫

我が家のやり方では、この「カボチャの煮物」は芯も残らずに煮崩れも無し。ですのでこの方法を試していただきたいのですが、カボチャの実は以外と硬い(特に皮の部分)ことがほとんどなので、怪我に対する配慮もしなければなりません。
そのため煮崩れを防ぐのに効果的だとされる「面取り」に関しては最後で軽く紹介させていただくことにしました。
以下の方法でも、カボチャを細かく切る際には切り辛いこともあるでしょうから、本当に気をつけてくださいね。

〔用意するもの〕


●カボチャ:基本として1/4程度の切り身のものを/●みりん:大さじ2杯程度/●砂糖(できれば三温糖):大さじ1杯程度/●薄口しょうゆ:大さじ1杯程度/●和風だし:適量/●水:適量/●蓋(小鍋の直径よりも大きなものを)●小鍋/●包丁/●まな板/●菜箸/●ライター(台所用のものを。煮切をしないなら不要)


  1. カボチャを一口大の大きさに切る。先述したように実は硬いので、確実に包丁で切ること。怪我に注意。。
  2. 小鍋にみりんを注ぎ、中火程度煮切りをする(火を使うのなら、台所用の長い管のライターが便利)。火傷及び火事に注意すること。
  3. 切ったカボチャを小鍋に移す。投げ入れたらみりんが飛び散るのでゆっくりと。できたら皮の方を下に向けること(火の通りが早くなる)。
  4. 小鍋にカボチャがひたひたになる量の水を入れる。多過ぎると煮上がるのに時間がかかり、味が薄くなる。少な過ぎると焦げ付きやすくなる。
  5. 小鍋に蓋を載せ、中火で煮る。
  6. カボチャが柔らかくなる程度で、薄口しょうゆ・砂糖・和風だしを加える。
  7. 好みの柔らかさになれば、できあがり。菜箸で器へ移し、食卓へ。味が浸み込むから煮汁も忘れずに注ぐ。この際にも火傷に注意を。


〔ポイント〕


  • みりんを煮切ることで煮崩れしにくくなる。
  • 煮ている間は菜箸等で動かしては実が割れる原因となる。
  • 熱が均一に回れば、ぶっくりと煮上がる。
  • 蓋の代わりにアルミ箔で落とし蓋をするのもグッド。この際には箸などで穴をいくつか開けるとより良い。
  • 火が強いと意外に早く煮汁が蒸発するので、状態を常に把握しておくようにする。
  • 糖度が高いため、意外と焦げ付きやすくなるから、煮汁が少なくなれば加水して一定の量を保つようにする。

〔ひとこと〕


  • カボチャが煮上がる前に鶏ひき肉を加えて、仕上げに片栗粉や葛粉でとろみを加えても美味。
  • 別の記事で紹介した「梅シロップ」を加えてもまろやかな味になる。
  • 煮汁は別の煮物にも再利用可。ただし状態を確認してからでないと食中毒の原因になりかねないために注意すること。
  • もし有れば、山椒の葉をでき上がった煮物に載せると見た目がきれいで香りも楽しめる。
  • 必要に応じてごま油を煮物に少しかけると風味が良くなる。
  • 煮汁は別の煮物にも再利用可。ただし状態を確認してからでないと食中毒の原因になりかねないために注意すること。
  • もし有れば、山椒の葉をでき上がった煮物に載せると見た目がきれいで香りも楽しめる。
  • 必要に応じてごま油を煮物に少しかけると風味が良くなる。


〔面取りの工夫〕


面取りをカボチャに施すと出来上がりが確かに良くなり、煮崩れしにくくなります。これも先述したように、手間というよりは怪我の防止のため詳細はしませんでしたが、やってみたいという方のために簡単に書いておきます。
◎カボチャの切り身の全ての角を包丁で削ぐ。
◎できれば皮の部分の真ん中辺りに包丁を入れ、薄く皮を削ぐ。
これらの作業は意外に煩瑣であり、少なからず危険も伴いますから、もし行われるなら十分に注意してください。切り身が小さいと持ち辛いこともありますので。慣れないうちは、「少しでも手間を省く」というような考え方はしないでください。思わぬ事故の原因となりかねないからです。とにかく「安全第一」に十分留意してください。

面取りをされた際に削いだ分のカボチャは、味噌汁の具にするなどすれば無駄にすることなく食することができます。その他に、カレーに入れるのもお勧めですね。煮込めば気づかずに意外な風味付けに役立つはずですから。意外な利用法としては、もし糠漬けを自宅でなされているなら、これを糠床に加えるのも面白いことです。この場合は直接食するのではなく、風味付けだと考えてください。

〔まとめ〕

現在では輸入品をふくめて、ほぼ一年中カボチャが市場で出回っています。価格も手頃なことが多いので、このような献立をマスターすればとても重宝することでしょう。覚えて損は無いはず!。なお、買った分が余れば、蒸し器で蒸してポン酢で食べる、手間ですがカボチャコロッケにする、牛乳を加えて煮込んで味を整えて食べるなどの方法もありますよ。
レシピばかりだと退屈される方も居られるでしょうから、意外な話も付け加えておきましょう。

★カボチャの語源は…

カボチャは「南瓜」とも書きます(別に「唐茄子」とも)。これは何故(なにゆえ)か。実は国名に因んでのこととか。そう、現在のカンボジアに由来しているそうです(原産に関しては次の項目を参照)。戦国時代の中頃にポルトガル人によって日本へもたらされたという話でした。南蛮由来の瓜から「ナンキン」となったのが語源だとされているのですよ。スイカが「西瓜」なので、面白い話だと言えるでしょう。ただ、北と東は特に見当たらないので、どうしてもという方は将来に期待するのも良いかもしれませんね。


★カボチャの「ジャック・オー・ランタン」はアメリカ生まれ?


カボチャを使うイベントとして誰もが思い浮かべるのは「ハロウイン」ですよね。この日本でも近年はコスプレ等のイベントですっかり定着してしまいました。ただ、カボチャのジャック・オー・ランタンが広まったのは、本来始められたヨーロッパではなくて、後に開拓されたアメリカ大陸の方、なのだそうです。これはカボチャが原産地のアメリカでは一般的な野菜だったことも関連しているそうです。実は「感謝祭」もアメリカの先住民たちと開拓者の関係が良好だった時代に、先住民の収穫に感謝する祭典に始まったのですが、もしかしたら肉や魚、果実に混じった山盛りのトウモロコシにカモチャも並んでいたかもしれません。



ハロウインの代名詞となっているカボチャの灯篭が逆に本家本元へもたらされたというのも興味深い話です。次のハロウィンまではまだ間がありますが仲間内でこういう話をすればきっと場が盛り上がることでしょう。まあ、忘れていなければ、ですがね…。