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コロナ騒ぎの中でもなんとかオリンピックが終わりました。けれどこの夏は長雨に見舞われ、風物詩である甲子園も日程の消化に悩まされるなど多くの影響が出ていますね。消費者にとっても天候不順は毎回野菜類の価格高騰につながり、頭の痛い問題になっています。
そこで逆転の発想…。でもありませんが、厄落としも兼ねて残り少なくなった夏の食卓を飾る一品を考えました。
野菜中心の豪華カレーの登場です!(お子様向けではありませんので、もしお子様が食べられる場合にはカレールウを牛乳などで薄め、さらに香辛料などの使用は控えることをお勧めします)。

〔用意するもの〕

※今回はカレーが中心の回ですので、副食材として加えるものについては既製品を前提としています。

≪食材≫

●カレールウ:1箱(市販品 できれば辛口のものを)/●鶏唐揚げ:200g程度/●フライドポテト:200g程度/●ジャガイモ:大3個程度/●ニンジン:2本程度/●タマネギ:大2個程度/●ナスビ:1本/●ズッキーニ:1本/●エリンギ:1本/●オクラ:2〜3本/●ピーマン:3個程度/●粒コーン:適量/●枝豆:適量(無くても可)/●トマト:半分程度(無くても可)/●:赤唐辛子1本/●ニンニク:2片程度/●サラダ油:大さじ1杯程度/●牛乳:お好みの量/●ピザ用チーズ:お好みの量/●ヨーグルト:お好みの量/●粉チーズ:お好みの量/●温玉:1人に1個●水:適量(煮込む野菜類がひたひたに浸るまでの量)/●ご飯:お好みの量

≪道具類≫

●大鍋/●小鍋/●フライパン/●フライ返し/●お玉/●おろし金/●包丁/●まな板/●大皿(複数)/●ラップ


≪調理の手順≫


1.ジャガイモは四つ切りにして、大皿に移して少量の水を足し、ラップをして電子レンジで加熱する。目安としては皮が完全にむける状態まで。火傷に注意すること。冷めたら手で皮を取り除く。
2.この間にタマネギを乱切りする。ニンジンは皮をむき、細い部分はおろし金ですり卸ろす。太い部分は縦半部に切り、薄目の半円状に切る。切り上がったタマネギとニンジンを交互に大皿に載せ、ほんの少量のサラダ油をかけておく。ラップをしてこちらも電子レンジで加熱する。タマネギが透明になり、ニンジンが柔らかくなるぐらいが目安。


3.ニンニクを薄切りにする。みじん切りでも良いが、薄切りの方が扱いやすいのでおすすめ。赤唐辛子は縦半分に切り、中の種を取り除く。カレーを煮込む大鍋にサラダ油を注いで弱火でニンニクと赤唐辛子を炒める。エキスが出切ったら完了(ニンニクは取り出してできあがったカレーに加えても良い)。赤唐辛子は捨てておく。
4.電子レンジで加熱しておいたタマネギとニンジンを大鍋に移し、最初は強火で炒める。全体がしんなりしたら一旦火を止める。
5.大鍋に水を注ぎ、今度は中火で煮込む。トマトを入れる場合はこの時に加える(これは目安なのでお好みで)。
6.野菜が煮えたらカレールウを何回かに分けて加えて弱火にして、さらに煮込む。
7.オクラは小鍋で浸る程度の水でさっと湯通しする程度に加熱して水洗いし、斜め切りにする。
8.エリンギとナスビとズッキーニはヘタを切り落とし、縦半分切りにする。ズッキーニはやや厚めの半円切りにして、他の夏野菜よりは早く大鍋のカレーへ入れる。エリンギとナスビは斜め切りにする。エリンギはズッキーニの後で大鍋へ加える。
9.フライパンに薄くサラダ油を塗り、ピザ用チーズを弱火でゆっくりと焼く。火が強いと焦げるので注意すること。薄く焼き上がれば完成なのでフライパンから出して冷ましておく。

10.ピーマンを縦半分に切り、中の種を取り除き、縦向きに細切りにする。そして残りの野菜を用意しておく。
11.好みで牛乳・ヨーグルト・粉チーズなどでカレーの味を調える。
12.先に鶏唐揚げを大鍋へ移し、それから残りの野菜を全て入れ、軽く煮てから火を止める。
13.カレーを盛るさらに好みの量のご飯を入れ、焼き上がったピザ用チーズを切り分けてから載せ、カレーを上からかける。
14.最後に温玉を割り入れてでき上がり。


≪ポイントと一言≫


◆サラダ油で食材を揚げる際には、水切りを十分してから行いましょう。火傷や思わぬ事故に注意してください。
◆フライドポテトに合わせて、四つ切したジャガイモを素揚げしたものを使うのも良い方法です。いずれにせよ皮には芽などと同様にソラニンが含まれているので注意してください。
◆ニンジンの細い部分をそのまま使用するより、すり卸して加えると独特の風味が加わるので紹介させていただきました。もちろん小切りにして構いませんのでお好みに合わせてください。
◆堅い野菜類は電子レンジで加熱すると甘みが増し、また時間短縮にもつながります。
◆トマトを入れる場合は、熟し過ぎたものでも、青さが残るものでも可です。青いトマト独特の風味を楽しみたいのであれば、別にフライパンで炒めてから食する直前にカレーに入れるのもお勧めです。この場合は液果(種の周りの水分を多く含む部分)は別にする方がやりやすいでしょう。
◆オクラは青さを残すくらいを目安と考えてください。また、すりこぎなどで軽く叩いて切らずにそのまま使ってもOです。

◆ナス、ズッキーニ、エリンギなどはサラダ油で素揚げすれば煮込まないでも食べる際に加えても美味ですよ。この場合は切り方に工夫をすればよりやりやすいと思われます。
◆輪切りの茹でたコーンも候補でしたが、熱々のカレールウに入れて食べるのには不向きだと判断しました。ですので、もし使われるのなら、指先の汚れや火傷に注意してください。
◆いつもの白いご飯だけでなくアクセントをつけたいのなら、揚げた油を処理する際に残った分を再利用してご飯を炒めるという方法もありますよ。軽く塩・胡椒などで味をつけるのも選択肢のうちです。さらに細かくしたナッツ類を加えたら完璧です。ただし、油脂類と塩分の過剰摂取についても要注意ですので。適量を守りましょう。
◆以前紹介させていただいた「カボチャの煮物」を作る際に出た「面取り」(方法の一つとしてですが)で生じた分を早くから煮込むと、こなれてカボチャの持つ甘さが隠し味としても加わります。同様に他の野菜もこういう方法で活用したら一石二鳥以上の効果が生まれることも。ただし農薬などには気をつけてください。


今回紹介させていただいた副食材の調理方法も追って登場させる予定です。どうぞ、お楽しみに!


もちろん夏野菜はこれらだけではありませんので、あとはお好みのものをご自分で見つけてお楽しみください。他の食材の選択もご自由にどうぞ!。ルールが無いのもカレーの魅力なのですからね。想像力と創造力を重ねて、新しい我が家の味をぜひ作ってください。
なお、画像のカレーに含まれていない食材もあるのですが、予算などの制約だと思って今回は見逃してください!。時に寛容さも人生には必要だと思いますから…。とにかく、よろしくお願いします。
では、また次の機会にお会いしましょう。