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いよいよ食欲の秋が今年も始まります。しかし、物価がジワジワと上がっているので家計のやりくりも大変。
財布に優しいメニューは手軽で、季節のものを考えるのが現実的。
となると…。今回は肉じゃがの出番となるのですね。
割合安価な食材で、調理時間も長くなく、かつ栄養満点。これを定番にすれば惣菜のラインナップもぐっと広がります。さあ、しっかりと覚えてくださいね。

〔用意するもの〕


≪食材≫


●牛バラ肉:200g程度(豚こま切れ肉でも可)/●ジャガイモ:500g程度/●タマネギ:大2個/●ニンジン:大1本/●しらたき:1袋/●ニンニク:1片程度(薄切り(無くても可))/●:赤唐辛子(種抜き(無くても可))/●グリーンピース:10粒程度(無くても可)/●紅ショウガ:適量(無くても可)/●塩:適量/●黒胡椒:適量/●みりん:大さじ2杯程度/●濃口醤油:大さじ1杯程度/●砂糖:適量/●和風顆粒だし:大さじ1杯程度/●食用油:適量/●水:適量(野菜類が浸かるくらい)



≪道具類≫


●大鍋/●やかん/●蒸し器/●ざる/●フライ返し/●お玉/●菜箸/●包丁/●まな板/●バット(できれば複数(皿でも可))/●深皿(耐熱性)/●ラップ

≪調理の手順≫

  1. しらたきを袋から出してざるに入れ、水洗いする。
  2. やかんに水を多めに入れてコンロに載せ、沸騰させる。
  3. ざるのしらたきに沸騰した湯をまんべんなくかける。火傷に注意すること。
  4. しらたきを流水で十分に洗い、水切りをする。
  5. まな板にしらたきを載せ、包丁で同じくらいの長さに切る。終わればもう一度ざるに戻し、流しなどで水気をさらにきっておく。6.使用する野菜類はきれいに水洗いして。さらに処理を済ませておく。
  6. ジャガイモは大きいものは4等分、小さいものなら2等分くらいに切り分け、蒸し器で皮が剥けるくらいまで蒸す。今度も火傷に注意。
  7. タマネギは1個を8等分くらいに切り分ける。ニンジンは厚めにイチョウ切りする。
  8. 深皿にタマネギとニンジンを交互に載せてラップし、電子レンジで加熱する。タマネギが透き通るくらいが目安。容器も加熱するので直接手に触れないようにする。
  9. 牛バラ肉をまな板で食べやすい大きさに切り、軽く塩と黒胡椒をしておく。
  10. 野菜類は室温くらいになるまで待ち、余熱が無いことを確認する(ジャガイモは手で皮を取り除く)。
  11. 煮込む鍋に食用油を注ぎ、ニンニクと赤唐辛子を弱火で炒め、エキス分が出たところでそれを取り出し、火を強めて牛バラ肉を一気に炒めて色が変わったくらいで一旦取り出す。
  12. しらたきを残りの油分で炒め、火が回ると弱火にするか一旦火を止める。
  13. ジャガイモを鍋に移し、さらにタマネギとニンジンを加え、ひたひたになるくらいまで水を加えてから中火で煮込む。
  14. 煮立ってきたら、みりん・濃口醤油・砂糖・顆粒だしで味を調える。
  15. 水気が無くなってきたらグリンピースを加え、全体がなじんだらできあがり。
  16. お玉で皿へ肉じゃがを移し、飾りに紅ショウガを載せれば後は食べるだけ!

≪ポイントと一言≫


◆ジャガイモは従来通りに皮を包丁で剥いてももちろん構いません。ただ、切り分けてから蒸す方がかんたんで見た目もきれいに仕上がるのでこちらを選びました。市場に出回るのはメークインと男爵が主で、前者は煮崩れしにくく後者はほっこりとした味わいが特色です。肉じゃがにはメークインの方が適しているはずですが、もちろん男爵でも美味です。両方を使ってそれぞれの持ち味を比べるのも楽しいでしょう。
◆以前はしらたきが肉を硬くする、といわれていましたがそういう効果は否定的だとされています。肉の旨味を活かすのは熱を加え過ぎないことと肉汁を本来味が薄いしらたきに浸み込ませることが目的で、先に肉を焼いてからしらたきを炒めています。手間だなと感じられるなら一緒に煮ても構いません。
◆肉に塩・胡椒をする際には放置しないようにしましょう。浸透圧の関係で水分が滲み出し、一緒に旨味が逃げるからです。また、火を通し過ぎないことも念頭に置いてください。
◆みりんには煮崩れを防止する効能がありますので積極的使ってください。

◆タマネギとニンジンを電子レンジで加熱せずに普通に煮込むことも構いません。電子レンジの方が手早くできるのでこちらがかんたんだということです。電子レンジを使う時に少量の水とみりん(または酒)、あれば白だしなどを振りかけると旨味が増します。ただ加熱し過ぎると焦げが発生し、最悪火災の原因になりかねないので常に状態をチェックしてください。安全第一なので。
◆グリーンピースは他の野菜類と一緒に冷凍されているものを使うのも便利です。
◆グリーンピースの代わりに茹でたサンドマメを添えても彩り的にはきれいです。



≪最後に≫


重ねて書きますが、包丁での怪我や加熱する際の火傷などには十分に注意してくださいね。痛みに耐えながら料理する、なんて事態は誰しもが望んではいないのですから。
熱々のできたてが最高ですが、冷めても美味しいのでお弁当のおかずなどにも利用してくださいね。
楽しく食事できる幸せを感じる一皿。それが肉じゃがなのですから。ではまた次の機会にお会いしましょう!

 2021−10−05