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 暑いです。熱い。(面の皮が)厚い。(人望が)篤い(自分だけの思い込みが多いですけど))…。他にも漢字はありますがここまでにしましょう。「あつい」という言葉自体にはネガティブな要素が少ないのは救いです。しかし、それにしても暑い。値上げの連続というありがたくないブームでは気晴らしのために気軽に外食というわけにもいきません。厚くていいのは財布だけ(硬貨は除く)。というわけで、冷蔵庫に貯めている食材で作れそうな夏向けの一品を考えました。えっ、「我が家には〇〇が切れている」ですか…。それだけを買い足しに行くのも大変そうなので忘れたということにするのも選択の一つです。どうか、上手に工夫してくださいよ。工夫が料理上手へとつながるのだ。と、信じて欲しいですね。

〔用意するもの〕

≪食材≫

●乾麺のうどん(乾麺) 100g(一人分)/●トマト 半分/●きゅうり 1本/●卵 1個/●ベーコン(又はハム) 2枚/●溶けるチーズ(無くても可) 適量

〔かけ汁〕

●濃い口しょうゆ 適量/●酢 適量/●砂糖 適量/●和風だし 適量

(以下はお好みで)
●食用油/●塩/●胡椒/●調味料/●酢/すりごま/●海苔/●天かす/●紅しょうが/●花かつお

≪道具類≫

●ペットボトル(1000cc程度)/●大鍋/●バット/●お椀/●フライパン/●ボウル/菜箸●/フライ返し(スクランブルエッグの場合は不要)●まな板/●包丁/大皿(人数分)●小皿(数枚)/●ペーパータオル/●キッチン用はさみ/●ざる/●鍋つかみのミトン

≪調理の手順≫


1.空のペットボトルに水を入れてしっかりとふたをして冷蔵庫で十分に冷やしておく。人数分の大皿も冷やしておく。
2.お椀に濃い口しょうゆ、酢、砂糖、和風だしなどを入れて十分掻き混ぜてかけ汁を作り、冷蔵庫で冷やしておく。
3.バットにうどん(乾麺)を敷いて上から水を浸す。時間が経過して麺に柔らかさが実感できるくらいが目安である。
4.フライパで薄く食用油を塗り、ベーコンを置いてできるだけ弱火でじっくりと焼く。ハムを生でそのまま刻むのであればこの行程は不要。
5.まな板にキュウリを乗せ、斜め切りにしてさらに千切りにする。味付けするのならボウルに入れて塩や酢、調味料で味を調える。この際に水分がにじみ出るから、軽く絞って小皿に移しておく。


6.まな板にトマトを乗せ。まず半分に切る。それからヘタを取り除く。切断面を下にしてトマトを薄切りに。怪我の無いように注意すること。終わると水分の下処理をしてからキュウリと同じく小皿に盛る。
7.ボウルに卵を割り入れ、菜箸で手際良く掻き混ぜる。好みで塩・砂糖・胡椒・調味料で味を調える。ベーコンを焼いたフライパンに火を入れ、中火くらいで卵を焼く。油脂が気になるならペーパータオルなどでふき取ってもよい。また、錦糸卵としないならスクランブルエッグにするのも手段である(錦糸卵用の残りの卵液の利用にもこれは使える)。
8.錦糸卵用に素焼きした卵を細く切って錦糸卵の完成。



9.溶けるチーズを弱火でフライパンで弱火で焼く。この際は錦糸卵の板に似た形で少し堅いくらいがベスト。焼きあがったらまな板に載せて粗熱を取る。放置しすぎると堅くなりすぎるので、包丁が入れられる間に細切りにしておく。先のベーコンも同様に切っても良いが、ベーコンはキッチン用はさみで細切りにした方が切りやすい。この際は使い捨ての手袋かペーパータオルで汚れに対応した方が便利である。
10.大鍋にたっぷりの湯を沸かす。沸騰する前に塩と適量の酢を鍋に落とし入れる。
11.湯が沸くまでの間にバットの水を捨てて、柔らかくなった乾麺を水切りして準備しておく。湯が沸いたら麺を手際良く鍋へ入れて好みの堅さに茹で上げる。


12.茹で上がったら一気に麺をざるに移し、十分な量の流水で洗って冷やす。
13.冷蔵庫からペットボトルと大皿を出して使えるように用意しておく。ペットボトルの冷水を麺にまんべんなく振りかけて仕上げとする。ざるの麺を軽く押して水気をできるだけ切っておく。
14.大皿に麺を移し、具材を冷蔵庫から出してきれいに盛る。
15.好みの味に調整したかけ汁を加えて完成。冷たいうちにどうぞ。



〔ポイント〕


◆ペットボトルで冷水を作るのは簡単で信頼性が高い方法です。余裕で入る大きさのものを選び、満水としてはいけません。完全に凍らせてはいけません。ふたを緩めると漏水する可能性があるのできっちりと閉じてください。目安としては凍る前の状態がベストです。ともかく冷凍庫で冷却用の冷水を冷やすのなら、自己責任でお願いします。本当に思わぬ事故につながりかねませんので。
◆うどんは乾麺でなく生でももちろん構いません。乾麺は茹で方で堅さを調整できるのでお好みに仕上げてください。
◆ベーコンは前もって切ってから焼いても良いが、丸まる性質があるのでうどんの上には乗せにくくなります。焼きチーズも同様ですが、柔らかいうちなら手でほぐせば丸まりにくくはなります。この場合も火傷に注意してください。
◆盛り付けは手早く行わないと麺の風味が損なわれます。均等に盛ればきれいに見えますよ。
◆上に載せる具材としては他にも、かにかま・しいたけの甘辛煮・薄切り茄子の揚げもの・味付け干しエビなど、たくさんあります。冷蔵庫に残っていることもあるでしょうから、上手に試すのも楽しいでしょう。我が家の逸品を目指してください。
◆火傷や切り傷、思わぬ事故が起こらないように注意しましょう。

こういう涼を呼ぶレシピを覚えておくと便利です。麺の種類を変えるだけでも重宝しますね。夏向けの料理の手軽な一品として書いてみました。麺好きにはたまらないはずです。さあ今晩早速作ってみませんか。のど越しの良さで猛暑が続く夏本番を乗り切りましょう。
また別の料理を考えますから。またその時にお会いしましょう。