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タイトルだけなら少し大仰かも。でも実際に目にしたら納得できるはず。暑い夏の暑気払いの一番手っ取り早い方法は何といっても生ビール(アルコールに縁がない方ならお好みのジュースで構いません)ですよね。そのビールと相性バツグンなのが枝豆。豆腐や油揚げになる前の生の大豆を茹でたやつですよね。一度口にすると山盛りのそれについつい手が伸びて、残るのは大量の外皮だけに。ビアガーデンや居酒屋でも欠かせないメニューなのです。今回紹介する方法はその定番のおつまみのちょっと違う調理方法をご紹介します。このやり方の利点は豆の堅さの調整がやりやすいこと(ただし柔らかめの時は色が悪くなる)。調理器具も中華鍋(フライパンでも可)とざるくらいでOKですので簡単に作れますよ。いつもの枯草色の枝豆よりもキレイな仕上がりに。夏向けの色鮮やかな注目の一品を並べて、周囲の注目を集めましょう。

〔用意するもの〕

≪食材≫

●枝豆:1袋/●食塩:適量

≪道具類≫

●中華鍋(フライパン)/●木杓子/●調理はさみ/●ざる/●コップ/●皿/●菜箸


≪調理の手順≫


1.枝豆を袋から出し、両端を調理はさみで切り取る。
2.全ての処理がおわった枝豆全部をざるに移し、上から適量の食塩を振りかけ、全体をよく揉む。
3.ざるの中の枝豆を流水できれいに洗い、水気を切っておく。
4.中華鍋は油気をきれいに取り除いておく。そこへ水気を切った枝豆を入れて、中火以上で全体に火を入れるようにする。火傷に注意すること。
5.少し枝豆の色が変わったら、コップの1/4の水を振りかける。
6.水の量が減ってきたら菜箸で豆を一つり出し、出来具合を確認する。やや堅めぐらいが目安だが、足りないなら加熱を続ける。
7.好みの堅さに仕上がっていることを確認して手早くざるへ戻し、十分な冷水で冷やす。
8.水気を取り除いて皿にきれいに盛って完成。



〔ポイント〕


◆茹でたり蒸したりするよりは、焼くごく軽く焼くくらいのつもりで調理しましょう。
◆食塩は緑色を色止めする作用があります。ただし、枝豆に振りかける食塩の量は多ければ良い、ということはありません。塩揉みの後によく水洗いをすればアクや汚れと一緒に相当量の塩分も流れますが、全てが取り除かれるという訳でもありません。やはり幾分かの塩分はこの時点でもしっかり残ります。火を止めるまでの間に味の確認をすることも必要です(この際にも火傷に注意)。
◆塩味が足りないと感じたなら少量ずつ食塩を足してください。塩分の過剰摂取に注意してください。



◆ペットボトルで冷水を冷蔵庫で作っておいて、仕上げに使うとより効果的です。
◆鈴なりの実がついた大豆の苗の分でももちろん構いませんが、実を枝から外す手間は結構煩雑なので、外されているネットの方が扱いは簡単です。この際には軍手などで手を保護しましょう。もちろんはさみを使ってください。
◆さやについている筋を取り除くやり方もありますが、実がさやの外へ出やすくなるために見栄えを気になさる方にはお勧めできません。
◆冷蔵庫でさらに冷やす際は冷やし過ぎに注意しましょう。
◆冷たい飲食物を摂り過ぎたら体調不良の原因となります。
◆冷凍物は便利です。けれどより美味を求めたい方にはこういう一品がお勧めです。
◆スーパーや市場で出回る品も十分な味となりますが、黒豆用の生の大豆がもし手に入ったらぜひこのやり方で試してください。ただし、黒豆特有の色のため、出来上がりはエメラルドグリーンとはなりませんので、この点はご了承ください。


上手に仕上げたら鮮やかなエメラルドグリーンの枝豆が出現します。食欲が落ちがちな夏に打ってつけの食品です。ビールや冷酒のおつまみはもちろん、おやつや夕食の一品にもできますよ。枯草色の枝豆を卒業出来たら、枝豆マイスターに。仕事などで疲れ目を心身共に癒してくれる、いつもの枝豆とは違う本品。食べることも楽しい仕事にしてこの猛暑を乗り切りましょう。